燕市議会 > 2022-12-23 >
12月23日-委員長報告・質疑・討論・採決-04号

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  1. 燕市議会 2022-12-23
    12月23日-委員長報告・質疑・討論・採決-04号


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    最終取得日: 2023-05-08
    令和 4年 12月 定例会(第4回)    令和4年第4回燕市議会定例会会議録(第4号)            令和4年12月23日(金曜日)午前10時開議議事日程                               第 1  議案第50号から議案第62号まで             第 2  請願第5号及び請願第6号                 第 3  議案第63号 燕市監査委員の選任について         第 4  議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号)  第 5  発議案第7号 燕市議会個人情報の保護に関する条例の制定             について                  第 6  議員派遣第2号 議員の派遣について           本日の会議に付した事件                        日程第 1  議案第50号 燕市個人情報の保護に関する法律施行条例               の制定について                    議案第51号 燕市職員の給与に関する条例の一部改正に               ついて                        議案第52号 燕市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等               に関する条例の一部改正について            議案第53号 燕市特別職の職員の給与に関する条例の一               部改正について                    議案第54号 燕市児童クラブ条例の一部改正について         議案第55号 指定管理者の指定について(燕市障がい者               地域生活支援センター)                議案第56号 指定管理者の指定について(燕市吉田老人               センター)                      議案第57号 指定管理者の指定について(燕市吉田北公               民館 ほか1施設)                  議案第58号 指定管理者の指定について(燕市粟生津公               民館 ほか1施設)                  議案第59号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第8号)        議案第60号 令和4年度燕市国民健康保険特別会計補正               予算(第1号)                    議案第61号 令和4年度燕市介護保険事業特別会計補正               予算(第2号)                    議案第62号 令和4年度燕市下水道事業会計補正予算               (第1号)               日程第 2  請願第 5号 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を               求める請願                      請願第 6号 介護保険制度の改善を求める請願書    日程第 3  議案第63号 燕市監査委員の選任について       日程第 4  議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号) 日程第 5  発議案第7号 燕市議会個人情報の保護に関する条例の               制定について              日程第 6  議員派遣第2号 議員の派遣について         出席議員(20名)   1番 齋 藤 和 也 君     2番 稲 村 隆 行 君   3番 佐 野 大 輔 君     4番 近 藤 隆 行 君   5番 高 橋 妙 子 君     6番 小 林 秋 光 君   7番 大 島 靖 浩 君     8番 田 中 淑 子 君   9番 岡 山 秀 義 君    10番 田 澤 信 行 君  11番 藤 井 秀 人 君    12番 宮 路 敏 裕 君  13番 小 林 由 明 君    14番 タナカ・キ ン 君  15番 長 井 由喜雄 君    16番 齋 藤 信 行 君  17番 渡 邉 広 宣 君    18番 土 田   昇 君  19番 渡 邉 雄 三 君    20番 中 山 眞 二 君欠席議員(なし)説明のため出席した者の職氏名  市  長 鈴 木   力 君   副 市 長 南 波 瑞 夫 君  教 育 長 小 林 靖 直 君   総務部長 遠 藤 一 真 君                  (筆頭部長)  総 務 部 田 辺 一 幸 君   企画財政 春 木 直 幸 君  主 幹 兼             部  長  企画財政  部 主 幹  市民生活 前 山 正 則 君   健康福祉 原 田 幸 治 君  部  長             部  長  産業振興 若 井 直 樹 君   都市整備 高 波   茂 君  部  長             部  長  教育次長 太 田 和 行 君   教育委員 鈴 木 華奈子 君                   会 主 幹  総務課長 石 田 進 一 君   企画財政 小 杉 茂 樹 君  兼選挙管             課  長  理委員会  事務局長  社会福祉 鈴 木 弘 幸 君   長寿福祉 梅 田 マ キ 君  課  長             課  長  保険年金 近 藤 広 之 君   監査委員 五十嵐 潤 一 君  課  長             事務局長  社会教育 廣 田 友 幸 君  課  長 (スポーツ  推進室長)職務のため出席した者の職氏名  議会事務 丸 山   篤 君   議会事務 酒 井   緑 君  局  長             局議事課 (議事課長)            課長補佐  議会事務 伊 藤 崇 人 君   議会事務 渡 辺 由 奈 君  局議事課             局議事課  主  任             主  事          午前10時09分 開議 ○議長(中山眞二君) 全員ご起立願います。おはようございます。  ただいまの出席議員は全員で、定足数に達しております。  あらかじめ通知したとおり、会議規則第9条第2項の規定により、会議時間を繰り下げ、これより本日の会議を開きます。  本日の会議は、タブレットに配信しました議事日程のとおり進めたいと思いますので、ご了承願います。 △日程第1 議案第50号から議案第62号まで ○議長(中山眞二君) 日程第1 議案第50号から議案第62号まで、以上13件を一括議題とします。  本件に関し、各常任委員長の報告を求めます。  最初に、総務文教常任委員長の報告を求めます。 ◆13番(小林由明君) それでは、総務文教常任委員会審査報告を行います。  当委員会に審査付託された議案は8件であります。去る12月19日に当委員会を招集して審査を行いましたので、その経過並びに結果について申し上げます。  最初に、議案第50号 燕市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定については、開示決定延長期間が短縮されることで職員の負担が増えるのではないかとの質疑があり、当局からは、開示決定の延長の実績はほとんどなく、特に支障はないとの答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第51号 燕市職員の給与に関する条例の一部改正については、大卒、高卒の初任給の額とそれぞれの引上げ額について質疑があったほか、一般職員と再任用職員との期末手当の支給率の差異を設けた理由についての質疑がありました。当局からは、国、県に準じているとの答弁があり、審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第52号 燕市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について及び議案第53号 燕市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正については、審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第54号 燕市児童クラブ条例の一部改正については、両児童クラブ職員配置体制などについて質疑がありましたが、議案については異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第57号 指定管理者の指定について(燕市吉田北公民館 ほか1施設)については、選定時の審査項目の違いについて質疑があり、当局からは、前回選定時と今回選定時の審査項目は同じである。なお、令和2年度に実施した管理業務評価指定管理者制度見直し前の評価であり、選定時の審査項目とは異なっているとの答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議案第58号 指定管理者の指定について(燕市粟生津公民館 ほか1施設)については、審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第59号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第8号)における当委員会所管分について報告します。まず、教育費の言語・発達障がい通級指導教室運営費について、通級指導教室職員配置についての質疑があり、当局からは、加配職員は通常の学級に固定することなく、適応指導教室専任の教員となるとの答弁がありました。  次に、消防費消防施設維持管理事業防火水槽の撤去の理由と、それによる消火活動への影響について質疑があり、当局からは、老朽化した水道管の布設替えを行うため、支障になっている防火水槽を撤去することになる。撤去後も消火活動に支障がないとの答弁がありました。  そのほか、総務費つばめ子育て応援企業サポート事業子育て応援企業登録数民生費保育所広域入所委託事業の市外へ通園する園児数などの質疑があり、当局からは、詳細な説明、答弁がありました。  これら審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(中山眞二君) 次に、市民厚生常任委員長の報告を求めます。 ◆14番(タナカ・キン君) 市民厚生常任委員会審査報告を行います。  当委員会に審査を付託された議案5件について、去る12月20日に当委員会を招集して審査を行いましたので、その経過並びに結果について申し上げます。  最初に、議案第55号 指定管理者の指定について(燕市障がい者地域生活支援センター)では、指定管理者からの主な提案内容利用者数の今後の見込みについて質疑があり、当局からは、指定管理者からは3つの事業のうち、1つ目の相談支援事業では、障がいのある方の特性に基づいた相談を行い、適切なサービスに結びつけることを提案いただいているほか、2つ目の放課後等デイサービス事業では、地域の特性に合ったイベント等への参加など、3つ目の地域活動支援センター事業では、障がいのある方がいつでも気軽に立ち寄れる施設や事業内容となっており、そういったサービスについてなお一層充実するといった提案をいただいている。利用者数見込みについては、放課後等デイサービス事業について今後も利用の増加が見込まれているとの答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第56号 指定管理者の指定について(燕市吉田老人センター)では、コロナ禍での利用者の減少はあったのか、障がい者が集まってコミュニティ等を築くことも必要ではないかといった質疑があり、当局からは、利用者の減少は多少あったが、コロナ禍での施設利用について理解があったものと感じている。高齢者コミュニティについては、施設の空調設備改修等を行い、快適に集まれる状況を提供しているので、今後利用が増えるように老人クラブの集客を増やしていくような活動もしていきたいという提案をいただいているとの答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第59号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第8号)における当委員会所管分について報告します。まず、社会福祉費介護予防生活支援事業では、申請者年齢内訳や事業の周知方法について質疑があり、当局からは、各年代別の申請人数のほか、周知方法については市の広報やホームページに加え、燕市医師会及び市内の耳鼻咽喉科医院に対して制度導入の説明やチラシの配布を行っているとの答弁がありました。  そのほか、保健衛生費環境政策推進事業について質疑があり、当局からは詳細な説明、答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第60号 令和4年度燕市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第61号 令和4年度燕市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(中山眞二君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。 ◆10番(田澤信行君) 産業建設常任委員会審査報告を行います。  当委員会に審査を付託された議案は2件であります。去る12月21日に当委員会を招集して審査を行いましたので、その経過並びに結果について申し上げます。  議案第59号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第8号)における当委員会所管分について報告します。まず、農業費経営基盤強化促進対策事業では、補助対象事業の内容について質疑があり、当局からは、田植機1台の導入を予定し、GPS機能により直進性を向上させ、燃費を改善できる機種が想定されているとの答弁がありました。  次に、住宅費県営住宅管理費において、県営新生町住宅の修繕について質疑があり、当局からは、10月下旬に断水が発生し、応急処置を実施した。平成7年の建築から27年が経過し、現在他の棟も含め、県で更新計画を進めているところとの答弁がありました。  また、商工費観光施設維持管理事業において、修繕の時期について質疑があり、当局からは、令和5年3月下旬に予定されている国上山の山開きの開催までに修繕するとの答弁がありました。  審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第62号 令和4年度燕市下水道事業会計補正予算(第1号)は、審査の結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(中山眞二君) 各常任委員長の報告が終わりました。  これより委員長報告に対して一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  これより討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより議案第50号 燕市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第51号 燕市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第52号 燕市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第53号 燕市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第54号 燕市児童クラブ条例の一部改正について、議案第55号 指定管理者の指定について(燕市障がい者地域生活支援センター)、議案第56号 指定管理者の指定について(燕市吉田老人センター)、議案第57号 指定管理者の指定について(燕市吉田北公民館 ほか1施設)、議案第58号 指定管理者の指定について(燕市粟生津公民館 ほか1施設)、議案第59号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第8号)、議案第60号 令和4年度燕市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第61号 令和4年度燕市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第62号 令和4年度燕市下水道事業会計補正予算(第1号)の以上13件を一括採決します。  本件について、委員長報告はそれぞれ可決であります。本件は委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、議案第50号から議案第62号まで、以上13件については原案のとおり可決されました。 △日程第2 請願第5号及び請願第6号 ○議長(中山眞二君) 次に、日程第2 請願第5号及び請願第6号を一括議題とします。  本件に関し、市民厚生常任委員長の報告を求めます。 ◆14番(タナカ・キン君) 市民厚生常任委員会に付託されました請願2件の審査を去る12月20日に行いましたので、その経過並びに結果について報告します。  請願第5号 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求める請願については、初めに本請願の請願者である全日本年金者組合西蒲原支部から、亀山淳様より、委員会に出席の上、請願趣旨の説明をしていただき、質疑を行いました。本請願に対する意見では、実用性の問題を考えると不透明な点が多く、高齢者労働環境整備の取組や健康寿命を延ばす取組など、包括的支援を行うことが最優先の課題であるといった意見や、厚生労働省基礎年金改善の検討を始めており、その結論が出た中で改善に向けた意見書を提出すべきとする反対意見の一方、年金改革に必要な審議のため、切実な市民の声を国に上げていくことは地方議会として大事なことであるとする賛成意見がありました。  異なる意見があったため、起立採決を行った結果、起立少数で請願第5号は不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第6号 介護保険制度の改善を求める請願書については、本請願の請願者である新潟県社会保障推進協議会から、新倉順様より、委員会に出席の上、請願趣旨の説明をしていただき、質疑を行いました。本請願に対する意見では、保険料制度開始時点に比べ値上がりしており、今後も負担を強いられるおそれがある。介護施設ではコロナ対策の苦労も生じており、処遇改善を行うため、国へ声を上げていくことが大事であるとする賛成意見の一方、介護保険制度見直しが検討されており、その結果が出てから改善を求める意見書を提出するほうがよいとする反対意見がありました。  異なる意見があったため、起立採決を行った結果、起立少数で請願第6号は不採択とすべきものと決しました。  以上で報告を終わります。 ○議長(中山眞二君) これより委員長報告に対し、一括して質疑に入ります。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  これより一括して討論に入ります。討論は、請願第何号についてを述べてから発言してください。  では、討論の通告がありますので、これを許します。  最初に、5番、高橋妙子君に発言を許します。 ◆5番(高橋妙子君) おはようございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、請願第5号、請願第6号を一括して反対討論をさせていただきます。  まず、請願第5号につき、反対の立場で討論をさせていただきます。憲法25条が保障する健康で文化的な生活なるものは、その具体的内容として、文化の発達、国民経済の進展に伴い向上するのはもとより、多数の不確定要素を総合的に考慮して決定できるものであります。憲法25条の法意に沿った年金額が支給されるべきことは言うまでもありません。しかし、急激な経済状況も含めまして、国民が困窮に陥る要因は様々であり、他国の経済状況社会情勢によっても国内経済は大きな打撃、影響を受けますし、本請願の物価上昇という観点のみに立ったとしても、それだけで健康で文化的な生活を営むのは不可能と言い切ることはできないと考えます。  そして、安心した老後の実現の観点だけで考えてみましても、年金改定によってのみそれが実現されるわけではありません。若い世代にとっては、幾ら受給できるかということよりも年金制度が持続可能なのかという疑問や不安があるかと思います。年金の支給額が今から絶対的なものとして確保でき、なおかつそれが保障されるということは、高齢者だけではなく、若い世代にも安心材料の一つとなるかもしれません。しかし、それだけで老後の安心につながるとは思えません。  厚生労働省では、2019年の第2回2040年を展望した社会保障・働き方改革本部において、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現のための3本柱の一つとして、雇用・年金制度改革等や医療・福祉サービス改革プランとともに健康寿命延伸プランが発表されております。  こうしたことから、国民の年金不安をなくして老後の安心をつくるためには、年金制度の改革だけではなく、高齢者が元気に働ける労働環境の整備への取組、医療に対する多様化したニーズに対応できるよう地域医療体制の充実を図る取組、それらを総合的に考慮し、人々の暮らしや変化を踏まえた上で様々なことを社会全体で支えていける包括的支援を行うことも必要な課題だと認識しております。  請願の内容としましては、高齢者、若い世代も望んでいることと思いますが、実現性の問題を考えますと具体性に欠けており、あまりに不透明な点が多いと考えられます。したがって、単に年金改定がなされることが老後の安心と結びつける本請願には賛同できません。以上です。  続きまして、請願第6号につき、反対の立場で討論をさせていただきます。介護保険の目的は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理、その他医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持してその有する能力に応じた自立した日常生活を営むことができるようにすることであります。  2040年を展望すると、高齢者人口の増加とともに、現役世代が急激に減少することが大きな課題になると考えられます。より少ない人手でも回る医療、介護の現場を実現すること、それが必要な状況になり得るということです。それには介護の現場での生産性を損ねないように、ICTなどの活用による業務の効率化も必要になってくると考えられます。  また、人手不足の件に関しましても、介護従事者を大幅に増やすことも必要ですが、職員の増員だけではなく、職員定着を促進するような施策及び仕事を離れた職員の方々が職場へ復帰するなどの施策に重点を置くことのほうが改善すべき課題としては重要だと認識しております。  また、介護職員の確保を妨げる原因の一つとして、介護報酬が挙げられております。しかし、国も限られた資源の中で介護職報酬引上げを図っております。利用者介護事務所従事者が直面している困難の早急な打開とありますが、実態が分かりにくく、茫漠とした抜本的改善を求められているように感じられ、介護の問題、現状を1つ取ってみましても論点が定まらず、要点につながっていないと感じました。  介護の問題は、介護を必要とする方々にとって、どれだけ自分らしく生きていけるか、そのためにどれだけ住みやすく、居心地のよい社会をつくっていけるかという課題にもつながってくると思っております。介護を要する方々が尊厳を保持して、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むためには、社会保障内の枠内のみで考えるんではなくて、介護、医療、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される体制の構築の実現が最も重要な課題だと認識しております。介護保険制度見直しのみによってそれを実現させようとするのは漠然とし過ぎており、よって本請願に賛同することはできません。  以上で請願第5号、請願第6号の私の反対討論を終わります。 ○議長(中山眞二君) 次に、15番、長井由喜雄君に発言を許します。
    ◆15番(長井由喜雄君) 私は、請願第5号 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求める請願及び請願第6号 介護保険制度の改善を求める請願書に、賛成の立場で討論を行います。  請願第5号の物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求める請願は、一般的に退職後の生活を支える中心である年金制度の下で、コロナ禍あるいはロシアによるウクライナ侵攻による世界的な物価高騰を背景として、年金生活者が社会情勢に見合う年金の支給額の改善を求めるという純粋な願いに基づく内容です。私たち国民は、憲法25条でうたう健康で文化的な最低限度の生活を営む権利の下に個々の生活をつくっていますが、急激な社会状況の変化は憲法の理念とも隔たりを生んでいるのではないでしょうか。委員会における反対討論では、年金制度が持続可能な制度なのかという疑問があるとの意見、そして労働環境整備が優先するという、そういう意見も述べられましたが、これでは死ぬまで働いて生活をせよというようなものです。もし仮に日本において年金制度がなくなってしまったら、退職後の高齢世代は生きるための糧を失うことになります。経済状況の変化に対応するには臨時的な給付が効果的とも述べていらっしゃいましたが、そう述べるのであれば反対者はそういう手だてを国に対して求めていらっしゃるのか。私たち地方議会は、国民、県民、市民の生活に基づく切実な願いには、それが思想的、宗教的でない限り、その声に寄り添うことが大切なのではないでしょうか。  また、請願第6号の介護保険制度の改善を求める請願書においては、請願者からはこれまでも特別養護老人ホームの入所条件が要介護3以上とされたこと、総合支援事業の創設により、要支援1、2の人は訪問介護、デイサービスの対象から外される人が生まれること、さらに2018年からは利用料の3割負担導入やヘルパーによる生活援助に届出制が導入されて、事実上の利用回数上限ができるような後退が発生していることなどが紹介されました。同請願内容は、国によってさらなる利用料の引上げや総合支援事業に今度は要介護1、2の人も移行させようとしていること、介護を受ける大前提となるケアプランの有料化に対して、これはしないでほしいという、介護保険制度の導入部分を守ってほしいという純粋な願いです。さらに、介護従事者の成り手が極端に減っている背景として、給与水準があまりに低いこと、さらに介護保険制度の下で人員配置基準が低く、介護サービスと労働条件から見てその改善が必要であることなど、至極もっともな請願内容です。委員会における反対意見を聞くと推測に基づいた内容で、国により制度の検討が終わり、介護保険制度の懸念される改定がなされてから求めるべきだという意見がありました。一旦制度が改定されるのを待ってしか請願できないなどという意見は、全く理解しかねるものでした。私たち地方議会においては、住民の生活の中から出される声にはこれに寄り添う立場で耳を傾けることが大切なのではないでしょうか。市民厚生常任委員会における議員の賛否は明らかにされましたが、本定例会最終日において他の議員の皆さんには両請願に是非賛成をいただきたくお願いし、本請願に賛成の討論といたします。 ○議長(中山眞二君) ほかに討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより請願第5号及び請願第6号の2件をそれぞれ採決します。  最初に、請願第5号 物価上昇に見合う老齢基礎年金等の改善を求める請願を採決します。  採決は、投票システムによる採決とします。  本件について、委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛成の諸君は賛成のボタンを、採択することに反対の諸君は反対のボタンを押してください。          〔投票システムによる採決〕 ○議長(中山眞二君) 押し忘れ、押し間違いはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) なしと認め、確定します。        〔投票総数19人、賛成5人、反対14人〕 ○議長(中山眞二君) 採決の結果、投票総数19、賛成5、反対14であります。よって、請願第5号は不採択と決定しました。  次に、請願第6号 介護保険制度の改善を求める請願書を採決します。  本件について、委員長報告は不採択であります。本件は採択することに賛成の諸君は賛成のボタンを、採択することに反対の諸君は反対のボタンを押してください。          〔投票システムによる採決〕 ○議長(中山眞二君) 押し忘れ、押し間違いはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) なしと認め、確定します。        〔投票総数19人、賛成5人、反対14人〕 ○議長(中山眞二君) 採決の結果、投票総数19、賛成5、反対14であります。よって、請願第6号は不採択と決定しました。 △日程第3 議案第63号 燕市監査委員の選任について ○議長(中山眞二君) 日程第3 議案第63号 燕市監査委員の選任についてを議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎市長(鈴木力君) それでは、議案第63号の燕市監査委員の選任について、提案理由のご説明を申し上げます。  燕市の監査委員でありました大久保重孝氏が、健康上の理由により、令和4年11月30日をもって辞職し、欠員が生じたため、その後任として加藤武氏を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  加藤武氏は、昭和32年3月1日生まれで、現住所は燕市米納津2090番地であります。長く金融機関に勤務され、会計や経営に関して豊富な知識を有しており、監査委員として適任と存じます。  委員の任期は、令和5年1月1日から令和8年12月31日までの4年間となります。  以上、ご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中山眞二君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決定しました。  お諮りします。本件は人事案件ですので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認め、直ちに採決することに決定しました。  これより議案第63号 燕市監査委員の選任についてを採決します。  本件は同意することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号は同意することに決定しました。 △日程第4 議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号) ○議長(中山眞二君) 次に、日程第4 議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号)を議題とします。  当局に提案理由の説明を求めます。 ◎企画財政部長(春木直幸君) それでは、議案第64号をお願いいたします。議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  本補正予算は、国補正予算の成立に伴い、妊娠期から出産、子育てまでの伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施する出産・子育て応援事業及び保育園等送迎バスへの安全装置設置の経費について、補正予算の計上をさせていただくものであります。  令和4年度燕市の一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによりお願い申し上げるものであります。第1条は、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億870万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ509億9,099万6,000円とさせていただき、第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によりお願いするものであります。  以上、ご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中山眞二君) 説明が終わりました。  質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  お諮りします。本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 討論なしと認めます。討論を終結します。  これより議案第64号 令和4年度燕市一般会計補正予算(第9号)を採決します。  本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。 △日程第5 発議案第7号 燕市議会個人情報の保護に関する条例の制定について ○議長(中山眞二君) 次に、日程第5 発議案第7号 燕市議会個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題とします。  提出者より提案理由の説明を求めます。 ◆17番(渡邉広宣君) それでは、発議案第7号 燕市議会個人情報の保護に関する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。  このたびの条例の制定は、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、個人情報の保護に関する法律が改正され、地方公共団体の個人情報保護制度については、法律において全国的な共通ルールが直接適用されることとなっております。しかしながら、地方公共団体の議会においては、その共通ルールの対象となっていないため、独自の議会における個人情報の保護に関する制度を条例で定める必要があります。  そこで、これを踏まえ、議会における個人情報の適正な取扱いを確保するために必要な事項を定めるとともに、議会が保有する個人情報についての個人の権利を明らかにすることにより、議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護するため、新たに条例を制定するものであります。  なお、この条例は、令和5年4月1日から施行させていただくものであります。  以上申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。議員各位にご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山眞二君) 説明が終わりました。  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。  本件に関しては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を行いません。  これより討論に入ります。討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) 討論なしと認め、討論を終結します。  これより発議案第7号を採決します。  本件は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、発議案第7号は原案のとおり可決されました。 △日程第6 議員派遣第2号 議員の派遣について ○議長(中山眞二君) 次に、日程第6 議員派遣第2号 議員の派遣についてを議題とします。  お諮りします。ただいま配信しました資料のとおり、本議会の議員を派遣することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、そのとおり議員を派遣することに決定しました。  なお、ただいま決定しました議員派遣の内容について、諸般の事情により変更を要する場合は、その取扱いを議長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山眞二君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ○議長(中山眞二君) 以上で本定例会に付議された案件は全部議了し、今期定例会の日程は全て終了しました。  これをもちまして令和4年第4回燕市議会定例会を閉会します。  全員ご起立願います。大変ご苦労さまでした。          午前10時52分 閉会...